あれ、Googleアナリティクスで前に落とした数値と合わない…ん?なんか数値がおかしい気がする。。。
Googleアナリティクスを長く使っていると、誰もが一度は引っかかる罠があります。それが
サンプリング
実はGoogleアナリティクスでは大量データを扱う際に、勝手に数値をおおよその値へと変えてしまうとんでもない罠があるんですね。
ここは天下のGoogle様だと油断していました。さすがのGoogle様でも膨大なデータともなると瞬時に集計して表示するのには限界があるということでしょうか。ユーザーのためにあえてサンプリングというレポートを提供しているようです。
では、下記の実際の画面の数値を見てみましょう。
上の二つの期間340,309と242,773を足すと583,082となるのですが、下の期間を合わせた集計の場合では576,258となり、数値がズレてしまっているのがわかります。
このように長期間でのレポーティングを行う際には特に注意する必要があるでしょう。(サイトによっては数日で数十万セッションだと思うので、その場合は短期間でも危ないですね)
数値が変わったことに気づくには?サンプリングにならないために
Googleアナリティクスのヘルプでは「選択した期間でプロパティ単位のセッション数が 50 万件以上」とありますので、レポートが表示された際のセッション数が大きすぎないことを確認する必要があります。
また、複雑な集計の場合、50万件以下であってもサンプリングとなってしまう可能性がありますので注意する必要があります。(例えば、セカンダリディメンションでより細かいデータを見たいときなどは要注意です。)
表示されている数値がサンプリングなのかそうでないのか確認するには下記の図にあるポイントを確認してください。
赤丸の✓部分にカーソルを合わせると「このレポートは○○%のセッションに基づいて作成されています。」と表示されます。これが100%の場合は正常なデータとなり、100%出ない場合はサンプリングデータとなっています。
万能だと思われるGoogleアナリティクスにも実はこんな罠が潜んでいたとは…数値がなんかおかしい、合わないと思った際には
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