簡単アトリビューション分析方法

アトリビューション

効果が出る?とりあえず確認してほしい
簡単アトリビューション分析方法

近年、アトリビューション分析というワードが飛び交っている中、実際に活用できている企業は一握りといった記事も見受けられます。

分析という言葉を聞くだけで難しそうだから取り組めなかったり、試しに数字を出してみたけどここからどう改善すれば良いかわからなかったり

今までラストクリックコンバージョンを重視していたのに、アトリビューションを取り入れることで今までとは全く違った運用を行わざるを得なくなり、結果CPAが上がってしまう可能性もあるため安易に導入できない背景もあるのではないかと思います。

今回は、そういった方々にまずは数字を確認してほしいので簡単アトリビューション分析の方法を伝えたいと思います。

初回接触(ファーストクリックCV)の確認

広告の分析方法は様々ですが、抽出できるのであれば確実に見てほしいのが、初回接触(ファーストクリック)です。

たとえば、Googleアナリティクスであれば、コンバージョン→マルチチャネル→モデル比較ツールコンバージョンの種類を「起点」にすることで確認できます。

「終点」が、ラストクリックコンバージョンとなるので「起点」vs「終点」で比較してみるとよいでしょう。

Googleアナリティクス アトリビューション分析

図のケースですと、google / organicの場合は起点(ファーストクリック)が2,614、終点(ラストクリック)が2,074ですので
ファーストクリックコンバージョンの方が多く、初回接触に大きく貢献していると言えます。

一方で、(direct) / (none)については、起点が699、終点が1,358のため、ラストクリックコンバージョンに貢献しています。
(direct) / (none)については、ブックマークなどで登録しているユーザーが再来方し、コンバージョンしているためラストクリックコンバージョンしやすいということでしょう。

コンバージョンが多い&CPAが高い広告メニュー

皆さんが悪戦苦闘とするものに、コンバージョンは取れるけど
CPAが高く、抑えるか判断に迷う媒体があると思います。

たとえば、ディスプレイネットワークのオーディエンス配信であったり、
検索広告でもビッグワードでのキーワード
(不動産関係であれば、「マンション」単ワードなど)
コンバージョンの最大化には必要な配信だけどどうしてもCPAが見合わない…と思っている方、ファーストクリックのCVを確認してみませんか?

ラストクリックCVではわからない間接効果がたくさんついている
可能性があります!

例)
全体目標CPA:¥2,000

キャンペーンA
COST:¥200,000
ラストクリックCVs:80
ラストクリックCPA:¥2,500
ファーストクリックCVs:120
ファーストクリックCPA:¥1,666

このとき、ラストクリックで見るのかファーストクリックで見るのかで結果が大きく異なります。ラストクリックだけで見ると効率が悪いですが、この配信を行ったことで初回接触がたくさん稼げるため、ほかの広告などのCVsをアシストすることになり、全体のコンバージョンを引き上げることが可能になるのです。

ファーストCVsが多い広告のイメージ

「アトリビューション分析」と聞くだけで小難しい話にも聞こえるかと思いますが現状使っている分析ツールで簡単に抽出出来る可能性があります。

ぜひ一度数値の確認をしてみてください。

以外と簡単に分析ができて、改善できるかもしれません。

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